まろやか人生

うさぎと筋トレとお菓子大好きウーマン

早すぎる

父の外泊に向けて準備をすすめるつもりだったのですが…

数日前に誤嚥性肺炎で高熱を出してから、食事も取れなくなってしまいました。

その日に医師からお話がありますと、母と私だけ呼ばれ

肺炎だけでなく腹水が溜まり始め、癌がすでに再発している恐れがあると。

恐れ…というより、ほぼ確定、という感じでした。

もしも再発じゃなかったとしても、食事も取れずに点滴での栄養となり

 

余命はあと1〜2ヶ月と思ってください、急変すればもっと早くきてしまうかもしれません、と言われました。

出来ることは、なるべく早く緩和ケア専門の病院へ転院する事。

そうすれば、面会制限もかなり緩く、面会時間も長く、父の体の痛みなどが出た時には医療麻薬などで苦痛を取ってもらえる。

ただ、緩和ケアも常に父のような末期患者がたくさんいて、すぐに転院できるのかは運次第だし

転院前には父本人の了承、必要な検査、書類が整ってからというものなので、

もしかしたら、転院が間に合わずに最期を迎えることになるかもしれません。

この前からの父のあの姿を見れば、半年持ってくれるかも分からないなと薄々感じてはいたけれど

長くて1〜2ヶ月なんて。

外泊どころか食事までできなくなってしまうなんて。

 

医師の話を聞いた後に父と面会したのですが、もう車椅子に座る事もできないので、ベッドでごと移動して、寝たままデイルームの横にパーテーションを置いてそこで会う事になりました。

 

きたよ、と声をかけると一応手を出して反応はしてくれたし、一言二言話もしてくれましたが

昼夜逆転気味だったようで、眠かったのかすぐに目を閉じてそのまま寝てしまいました。

私と母はただ父の寝顔を見つめて座っていました。

 

そして面会時間が終わり、眠ったままの父を起こすのも可哀想で、布団をかけ直すだけしてその場を離れました。

 

帰る前に看護師さんから再び話があり、緩和ケアの病院をどこにするか、候補をいくつか出してもらい

父が過ごしやすそうな所、私たちが通いやすい所で候補を絞り、転院できるかどうか確認してもらうことになりました。

 

つい数日前まで外泊に向けて考えていたのに。

きっとそれが父が自宅に帰れる最後になるから、家族3人でご飯食べて、愛犬にも会わせて…

 

ご飯どんなものなら食べられるかな、お寿司やお菓子も食べたいって言ってたから、刻み食のちらし寿司を少しなら食べられるかも、

 

お菓子が無理でも、プリンとかケーキを少しくらいなら食べられるかもって

薄めたコーヒーくらいなら一口くらいならって思ってたのに。

 

もっと話せるうちにもっと早く面会に行ってれば良かった。これからもっと話せなくなってくるんだと思うと後悔ばかりで。

年明けくらいの頃はまだ車椅子に座って話せたのに。

 

父の余命宣告を聞いてから、何かご飯を食べようとしても、父もこれ食べたいだろうなとか

「寿司食べたいな、ビスケット食べたいな」と言ってたのが忘れられず

食べ物を見るたび悲しくなって、涙が出てきて、お腹は空いてるのに食べ物が喉を通らなくて。

 

それでも時間は待ってくれないので、残りの時間を大切に、会える時には会って、話せる時は話して、父が少しでも苦痛なくいられるようにしていくしかないんですよね。

 

ここに書く事で、少しだけ気持ちが落ち着きました。

 

相変わらずコメント返しができない状態ですみません。スターをつけてくれている皆さんも、本当にありがとうございます。