まろやか人生

うさぎと筋トレとお菓子大好きウーマン

1年を振り返る

昨日から4連勤。つまり今日も仕事、大晦日も仕事、元日も仕事!ちょっと大変だけど、年末年始は時給アップするので実はオイシイ仕事です。笑

というわけで、仕事納め…というものがないまま、今年を振り返ってみようかな。

 

今年はとにかく激動の1年でした。

 

年明け早々離婚話。夫も私も精神が限界で、今思い返すと頭半分とち狂った状態だった…。

そこから、お互いに離婚を考え直して関係修復を試みる。

 

夫は再就職の為に、私は鬱のリハビリと社会復帰の為に、同じ介護の資格を取る事を決意して学校に通い始めた。

その直後にコロナでの自粛生活。

 

普通の人は自粛のストレスで病むところだったけど、鬱でなかなか外に出る気力が湧かなかった私はこの自粛生活のおかげで、罪悪感なく家で過ごせたし、義両親に会わなくて済み、驚くほどのスピードで回復した。

 

出かけるのは週3の介護の学校の時くらいだったけど、夫の家族や仕事関係の人以外の人間関係が久しぶりだったので、本当に楽しくて良い刺激になったと思う。

 

あがり症や学歴コンプで自信がなかった自分が、介護の学校では筆記も実技も成績が良かった事で、すごく自信もついた。

『何をやってもダメな自分』から『頑張れば案外できちゃう自分』と思えるようになった。

 

学校以外の日は夫と家でゲームをしたり、パフェ作ったりして喧嘩もなく本当に楽しかった。

 

心が元気になった事で体の調子も良くなり、筋トレを始めて体力も随分回復した。

4月頃からのステイホーム期間は巣ごもりで宅トレに励んで、この頃が一番伸び伸びとしていた気がする。

 

まぁその間も夫とは何度もぶつかったし、人知れず悩んで眠れない日もあったけど、何とか2人で頑張っていこうと思ってた。

 

8月末に無事2つの資格を取り、私は学校卒業とほぼ同時に今の会社に就職が決まった。

 

夫はなかなか面接に行かず、貯金はどんどん減っていき、レスも解消せず、再び私が不安定になり始め…このままだと夫も私もダメになると思い、また離婚話に。

 

それでも憔悴していく夫を見て、今見捨てるのはちがうと思い直し、レスや将来の事は全て一旦諦め、ただただ夫の健康と再就職だけを願って数ヶ月を過ごした。

 

ようやく夫が就職先を決めて、働き出したのが10月半ば。経営していた会社を廃業してから1年と3ヶ月……長かった。

 

これで悩みの種はひとつ減ったし、夫も私も少しずつ普通の社会人への道を歩み始めた。

元経営者と元ホステスが普通の会社に雇われて安定して働くのはなかなか難しい。2人ともよく頑張ったと思う。

 

11月。私は研修期間も終えて(本当は今年いっぱい研修期間のはずだったけど…)、夫は入社1ヶ月。

 

まだまだ2人とも慣れない仕事で精一杯だけど、少しだけ心に余裕が出てきた。特に私は仕事がすごく楽しくて、充実していた。

だけど、それが逆に私と夫の心の距離を遠くした。

 

家に帰っても夫と過ごしていて息が詰まる。初めて同業者になったということで、とりあえず当たり障りなく仕事の話なんかをお互いにして、たまに夕飯を一緒に食べたりはしていたけど、溝が埋められない。

 

夫の話を長く聞いていられない…だんだん集中力が途切れて、早く寝室に行って1人になりたいと思うようになった。ハグや手を握るのも億劫になってしまった。

時々外食する時は色々話してまぁまぁ楽しいけど…どこか上辺だけの会話。

 

夫の事は好きなのに。夫も私を好きなはずなのに。2人でいるのに。

すっごく寂しくて、むなしくて、辛かった。

このまま2人で一生過ごす事は出来ないなと思った。

 

何度も思い直して見て見ぬフリしてきたけど、私の中でもう心は決まってたんだと思う。勇気がなかっただけで。

 

それで、本気の離婚話をすすめて、たった1ヶ月で引越して今に至る。1月中には離婚届を提出する。

 

引越し前日、夫が夕飯を作ってくれた。『GUMIが俺の作った餃子が一番好きって言ってたから、これが最後だし』と言って。

皮に餡を詰めるのは2人で。

夫の餃子は多分世界で一番美味しい。笑

私はコンビニで小さいクリスマスケーキを買って帰宅したので、夕飯の後、2人でそれを食べた。

離婚を決めた日から、初めて普通に笑顔で話した夜だった。

 

引越し当日は、夫が朝早く出勤だった。

これが同じ家で迎える最後の朝だったので、私も早起きして出勤を見送ることにした。

 

夫は1年以上ぶりくらいに、髪をきちんとセットして、髭も綺麗に剃って洗面所から出てきた。

夫なりにも最後の朝を意識しての行動だったんだと思う。

 

『久々にちゃんとしたけど、どうかな?』と言うので『うん、やっぱ格好いいよ!』と返した。

お世辞でも何でもなく、本心で。

 

引越してからはバタバタで悲しむ暇もなかったけど、4年ぶりの一人暮らしは自由で楽しくて、4年分の肩の荷もストレスもなくなり、毎日笑顔で、心穏やかに過ごしている。

やっぱり、離婚を決めて良かった。これから私の第二の人生が始まるんだな。頑張ろう、楽しもうって心から思ってた。

 

 

だけど、今日。午前で勤務を終えて、帰りのバスを待っている時、突然涙が止まらなくなった。

バス停が、夫と暮らしていた旧居の前の道にあるので、色々思い出してしまって。

 

最後はハグや手を握るのも億劫になっていたけど、そのほんの少し前までは手を繋ぐのが嬉しくて仕方なかったのに。

もう夫婦としてやっていく事は無理だけど、私がこれほど素を出せて、本音を言えて、全力で心を開ける相手は夫だけ。多分この先も現れないと思う。

そう思うと本当に本当に悲しい。それだけの理解者を自分から手放すなんて、辛い。

 

だけど、離婚を考える度に書いたブログを読み返すと、どう考えてもこの先上手く行くと思えないから、辛いけど、これが最善だと思う。

多分、私なりにベストを尽くしたと思う。

 

そんな1年でした。

そして、別居してから初めてボロ泣きした1日でした。笑

 

明日も朝から仕事!今日たくさん泣いてスッキリして、明日は仕事終わったらテレビ見ながら数の子食べて晩酌しよう。

 

皆さまも良いお年を!